IPアドレス(Internet Protocol Address)は、コンピュータやネットワーク機器がインターネットや内部ネットワーク上で一意に識別されるために使用されるアドレスです。以下に、IPアドレスの基本的な情報をまとめます。
IPアドレスの種類
1. IPv4
- 形式: 32ビットで構成され、通常は4つの10進数で表現されます(例:
192.0.2.1
)。 - 特徴: 現在も広く使用されていますが、IPアドレスの枯渇問題があります。
- アドレス空間: 約43億個のアドレスが可能です。
2. IPv6
- 形式: 128ビットで構成され、16進数で表現されます。
(例:2001:0db8:85a3:0000:0000:8a2e:0370:7334
) - 特徴: IPv4のアドレス枯渇問題を解決するために開発されました。非常に広いアドレス空間を持ちます。
- アドレス空間: 約3.4×10^38個のアドレスが可能です。
IPアドレスの役割
- 一意性: 各デバイスに一意のアドレスを割り当てることで、データの送信先を正確に特定します。
- 通信の基盤: データパケットの送信や受信に必要な情報を提供します。
- ネットワーク構成: ネットワーク内のデバイス間の通信を可能にし、ルーティングやネットワーク管理に役立ちます。
IPアドレスの割り当て方法
- 静的IPアドレス: デバイスに固定で一意のIPアドレスを割り当てる方法です。通常、サーバーやルーターなどに使用されます。
- 動的IPアドレス: DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバーを使用して、デバイスに一時的にIPアドレスを割り当てる方法です。家庭用ルーターなどで一般的です。
IPアドレスは、インターネットや内部ネットワークでの通信を可能にする重要な要素です。
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